このページは、がん患者を家族に持つ管理人が、がんの名医から教えていただいた事柄を中心に、名医の視点・患者の視点の双方を踏まえて作成しています。
「乳がんと診断されたけど、どの病院を選んだら良いのか分からない…」「名医に診てもらうにはどうしたら良いのか?」等のお悩みをお持ちの方の、いささかなりともお役に立つことが出来れば幸いです。
新潟県の乳がん治療実績ランキングから何を見る?
新潟県の乳がん治療実績上位病院は下記のとおりです。
<新潟県の乳がん治療実績トップ3病院>
順位・病院名 治療実績(うち手術有・無) |
第1位 新潟県立がんセンター新潟病院 治療実績:397件(手術有:341件 無:56件) |
第2位 新潟市民病院 治療実績:281件(手術有:265件 無:16件) |
第3位 新潟大学医歯学総合病院 治療実績:253件(手術有:160件 無:93件) |
参考1 中部トップ3病院平均 治療実績:296件(手術有:219件 無:77件) |
参考2 47都道府県トップ3病院平均 治療実績:391件(手術有:250件 無:141件) |
※治療実績の多い順にランキングを行っています。
新潟県では、新潟県立がんセンター新潟病院が397件とトップで、新潟市民病院、新潟大学医歯学総合病院、長岡中央綜合病院がこれに続いています。上位3病院の実績を見ると、症例数が310件(うち手術有が255件)と、エリア平均は上回っていますが、全国平均実績は下回っています。
がんの症例数が一定数を超えると言うことは、他院からの紹介があることを意味しており、紹介が多いということは、他施設の先生方から信頼を頂いているということを示しています。
新潟県は、治療実績が100を超える病院が7病院あり、200を超える病院も5病院ありますますので、患者側にとっては選択出来る病院が相応にあると言えます。
※新潟県の4位以下の乳がん治療実績については、calooを参照ください。
WEBで簡単に新潟県のがん診療連携拠点病院を調べることが出来ます。
「新潟県には病院は沢山あるので、どの病院に行ったら良いか分からない」と言う方は、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」で、新潟県のがん診療連携拠点病院を調べてみるのも一つの手です。
「がん情報サービス」のホームページを開くと、「相談先・病院を探す」と言うボタンがありますので、それをクリックします。
次に「病名・対応状況で絞り込む」をクリックし、病名から「乳がん」を、地域から「新潟県」を選択し、検索ボタンを押してください。
「乳がん」「新潟県」で検索をした結果、新潟県立がんセンター新潟病院や新潟大学医歯学総合病院など9病院が表示されます。 下記にその9病院を掲載しますので、参照ください。
<新潟県の乳がん病院検索> 「乳がん」「新潟県」で検索した結果 |
●新潟県立がんセンター新潟病院 都道府県がん診療連携拠点病院 地域の小児がん診療を行う連携病院 がんゲノム医療連携病院 |
●新潟市民病院 地域がん診療連携拠点病院 がんゲノム医療連携病院 |
●新潟大学医歯学総合病院 地域がん診療連携拠点病院 地域の小児がん診療を行う連携病院 がんゲノム医療拠点病院 |
●長岡中央綜合病院 地域がん診療連携拠点病院 |
●長岡赤十字病院 地域がん診療連携拠点病院 がんゲノム医療連携病院 |
●新潟県立新発田病院 地域がん診療連携拠点病院 |
●新潟県立中央病院 地域がん診療連携拠点病院 |
●佐渡総合病院 地域がん診療病院 |
●魚沼基幹病院 地域がん診療連携拠点病院 |
上記の病院には、上林千寿子医師(新潟県立がんセンター新潟病院)をはじめ、乳がんの名医と言われる多くの医師が在籍しています。
名医に教えていただいた病院・医者選びのポイント
管理人である私自身も家族が癌と診断された際の病院選びで悩みました。
その時に名医の先生に伺った「地方に住んでいる人の病院選び」「診療数が多い病院だと何が良いのか?」「名医に診てもらいたいと言えば希望は叶うのか?」等の質問に対する回答をまとめました。
名医にたどり着くためのルートについて
「どうすれば名医と言われる先生に診てもらえるのか?」と思っていらっしゃる方も多いことと思いますので、名医に診てもらうための一般的な方法や断られるケース等についてまとめてみました。
また、名医ご本人に「どういうルートで先生のところに紹介が来ますか?」と言う質問にもお答えいただきました。詳細については、下記のリンクを参照ください。
<参考リンク>
病院のホームページのここを見る!
がんの名医の先生にお話を伺ったところ、自分が癌の治療をする病院を選ぶとすれば、次の3つの要素①症例数が多いこと ②経験豊富な医師がいる病院 ③治療の選択肢が多いこと(最新の医療、臓器温存療法、副作用の少ない治療など)を重視すると仰っていました。
皆様も上記の3つの視点で病院のホームページをご覧になってみては如何でしょうか。
信頼性の高いサイトから情報を収集することが大切
ネット上には癌に関する情報が無数にあり、その中にはがん患者にとって有益とは言えないものも多数含まれています。
言わずもがなですが、信頼できる情報源から情報を得ることがとても大切です。
各地方公共団体では、がんに関する情報を積極的に発信しており、新潟県でも県のホームページに「新潟県のがん対策」と言うページを設けています。
がんに罹った場合の支援制度やがんの相談窓口等に関する情報が掲載されていますので、必要に応じて活用されると良いと思います。
また、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」もありますので、そちらも併せて参照されてみては如何でしょうか。
がん情報サービス(国立がん研究センターが運営する公式サイト)
(了)
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