岐阜県の膀胱がんの病院選びと名医・専門医情報

このページは、がん患者を家族に持つ管理人が、がんの名医から教えていただいた事柄を中心に、名医の視点・患者の視点の双方を踏まえて作成しています。

「がんと診断されたけど、どの病院を選んだら良いのか分からない…」「名医に診てもらうにはどうしたら良いのか?」等のお悩みをお持ちの方の、いささかなりともお役に立つことが出来れば幸いです。

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岐阜県の膀胱がん治療実績ランキングから何を見る?

岐阜県の膀胱がん治療実績上位病院は下記のとおりです。

<岐阜県の膀胱がん治療実績トップ3病院>

順位・病院名
治療実績(うち手術有・無)
第1位 大垣市民病院
治療実績:298件(手術有:202件 無:96件)
第2位 岐阜県総合医療センター
治療実績:185件(手術有:130件 無:55件)
第3位 岐阜大学医学部附属病院
治療実績:183件(手術有:101件 無:82件)
参考1 中部トップ3病院平均
治療実績:219件(手術有:155件 無:64件)
参考2 47都道府県トップ3病院平均
治療実績:204件(手術有:147件 無:57件)
※DPC対象病院等、一定の基準を満たした病院を掲載(2021年4月〜2022年3月退院患者)
※治療実績の多い順にランキングを行っています。

岐阜県では、大垣市民病院がトップで、岐阜県総合医療センター、岐阜大学医学部附属病院、岐阜市民病院と続きます。

上位3病院の平均実績は222件で、中部エリアの平均値となっていますが、全国平均実績を上回っており、症例数が100を超える病院が6病院、50を超える病院は11病院あります。

通常、膀胱癌の患者数は500床クラスの病院でも年間50~100例程度ですので、これを超える症例数であることは、他院からの紹介があることを意味しており、紹介が多いということは、他施設の先生方から信頼を頂いているということを示しています。

そうした意味で、岐阜県は患者側にとって一定数の選択肢はあると言えます。

※岐阜県の4位以下の膀胱がん治療実績については、calooを参照ください。


WEBで簡単に岐阜県のがん診療連携拠点病院を調べることが出来ます。

「岐阜県内にも病院は沢山あるので、どの病院に行ったら良いか分からない」と言う方は、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」で、岐阜県のがん診療連携拠点病院を調べてみるのも一つの手です。

がん情報サービス」のホームページを開くと、「相談先・病院を探す」と言うボタンがありますので、それをクリックします。

次に「病名・対応状況で絞り込む」をクリックし、病名から「腎盂尿管がん・膀胱がん」を、地域から「岐阜県」を選択し、最後に「対応状況で絞り込む」から、希望する条件を入れて下さい。

ここでは「対応状況で絞り込む」の中から「手術」と言う条件で検索した結果をご案内します。

「腎盂尿管がん・膀胱がん」「岐阜県」「手術」で検索をした結果、岐阜県総合医療センターや岐阜大学医学部附属病院など8病院が表示されます。 下記にその8病院を掲載しますので、参照ください。

<岐阜県の膀胱がん病院検索>
「腎盂尿管がん・膀胱がん」「岐阜県」「手術」で検索した結果
●岐阜県総合医療センター
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連携病院
●岐阜市民病院
地域がん診療連携拠点病院
地域の小児がん診療を行う連携病院
小児がん患者等の長期の診療体制の強化のための連携病院
がんゲノム医療連携病院
●岐阜大学医学部附属病院
都道府県がん診療連携拠点病院
地域の小児がん診療を行う連携病院
小児がん患者等の長期の診療体制の強化のための連携病院
がんゲノム医療連携病院
●大垣市民病院
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連携病院
●高山赤十字病院
地域がん診療連携拠点病院
●岐阜県立多治見病院
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連携病院
●中濃厚生病院
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連携病院
●中部国際医療センター
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連携病院

膀胱の摘除が必要と言われたが、膀胱を摘除したくないと言う方へ

病院選びの基準の一つに、通いやすさが挙げられますが、膀胱がんのより高度な医療や名医と言われる医師による診療を希望して、遠方(岐阜県外)の病院で治療を受ける方もいらっしゃいます。

中でも多いのが、膀胱摘除の必要があると言われたけれども、「どうしても膀胱を摘除したくない」と言ったケースです。こうしたケースでも、膀胱を摘除せずに治療を行える可能性があります。

大阪医科薬科大学で行われている膀胱温存療法は、「抗癌剤動脈内投与+血液透析(極めて高濃度の抗癌剤を膀胱周囲組織に限局的に投与することが可能)+放射線照射を組み合わせた独自の集学的治療法」で、多くの患者さんを膀胱摘出することなく、また、通常の化学療法にみられる骨髄抑制や、消化管障害などの副作用を殆ど認めることなく、癌を完治させる画期的な治療法です。

詳しくは、「大阪医大式膀胱温存療法(OMC-regimen)」をご覧ください。


名医に教えていただいた病院・医者選びのポイント

管理人である私自身も家族が癌と診断された際の病院選びで悩みました。

その時に名医の先生に伺った「地方に住んでいる人の病院選び」「診療数が多い病院だと何が良いのか?」「名医に診てもらいたいと言えば希望は叶うのか?」等の質問に対する回答をまとめました。

がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」


名医にたどり着くためのルートについて

「どうすれば名医と言われる先生に診てもらえるのか?」と思っていらっしゃる方も多いことと思いますので、名医に診てもらうための一般的な方法や断られるケース等についてまとめてみました。

また、名医ご本人に「どういうルートで先生のところに紹介が来ますか?」と言う質問にもお答えいただきました。詳細については、下記のリンクを参照ください。

がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」

<参考リンク>

膀胱がんの名医・優秀な専門医がいる病院


病院のホームページのここを見る!

がんの名医の先生にお話を伺ったところ、自分が癌の治療をする病院を選ぶとすれば、次の3つの要素①症例数が多いこと ②経験豊富な医師がいる病院 ③治療の選択肢が多いこと(最新の医療、臓器温存療法、副作用の少ない治療など)を重視すると仰っていました。

下記に岐阜県の治療実績数の上位病院の治療方針(抜粋)、専門医の属性を掲載しておきますので、皆様も上記の3つの視点で病院のホームページをご覧になってみては如何でしょうか。

<病院のホームページより>

●大垣市民病院
大垣市民病院の膀胱がん診療の特徴(抜粋)
大垣市民病院は厚労省認定がん診療連携拠点病院ですので、当呼吸器外科でも肺がんをはじめとする胸部腫瘍性疾患を主に診療しています。肺がんに対する術式の多くが胸腔鏡手術ですが、当院では単孔式胸腔鏡手術を標準術式としています。4cmの小さな傷一ヶ所(単孔)からから肺切除やリンパ節郭清を行うという方法で、他の多くの病院での一般的胸腔鏡手術(多孔式)や一部施設のロボット支援手術と比較して身体への侵襲が最も小さい術式といえます。局所進行肺がんと診断された場合には、まず化学放射線療法で病変部を叩いた上で手術を行うことで根治性を高めています。術式の多くは開胸手術ですが、一部には単孔式胸腔鏡手術も適応しています。また、多発肺がんに対しては、腫瘍すべてに外科治療のみでは患者さんの身体への負担が大きい、もしくは、耐えられないと診断された場合、肺切除術と体幹部定位放射線照射(当院放射線治療科にて)を組み合わせたハイブリッド治療にて対応しています。

※詳しくは大垣市民病院の公式サイトでご確認ください。

主な専門医
重光希(部長)

1988年鹿児島大学卒

専門医資格(その他)
日本呼吸器外科学会専門医
日本呼吸器外科学会評議員
日本外科学会専門医
胸腔鏡安全技術認定医

信頼性の高いサイトから情報を収集することが大切

ネット上には癌に関する情報が無数にあり、その中にはがん患者にとって有益とは言えないものも多数含まれています。
言わずもがなですが、信頼できる情報源から情報を得ることがとても大切です。

各地方公共団体では、がんに関する情報を積極的に発信しており、岐阜県でも県のホームページに「岐阜県のがん対策」と言うページを設けています。

がんに罹った場合の支援制度やがんの相談窓口等に関する情報が掲載されていますので、必要に応じて活用されると良いと思います。

また、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」もありますので、そちらも併せて参照されてみては如何でしょうか。

岐阜県のがん対策(岐阜県公式ホームページ)

がん情報サービス(国立がん研究センターが運営する公式サイト)

(了)

これ以上の治療は厳しいと言う方へ

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※実際のご使用にあたっては、医師にご相談されることをお薦めします。

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