神奈川県の膀胱がんの病院選びと名医・専門医情報

このページは、がん患者を家族に持つ管理人が、がんの名医から教えていただいた事柄を中心に、名医の視点・患者の視点の双方を踏まえて作成しています。

「がんと診断されたけど、どの病院を選んだら良いのか分からない…」「名医に診てもらうにはどうしたら良いのか?」等のお悩みをお持ちの方の、いささかなりともお役に立つことが出来れば幸いです。

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神奈川県の膀胱がん治療実績ランキングから何を見る?

神奈川県の膀胱がん治療実績上位病院は下記のとおりです。

<神奈川の膀胱がん治療実績トップ3病院>

順位・病院名
治療実績(うち手術有・無)
第1位 横浜南共済病院
治療実績:270件(手術有:201件 無:69件)
第2位 北里大学病院
治療実績:254件(手術有:176件 無:78件)
第3位 神奈川県立がんセンター
治療実績:254件(手術有:168件 無:86件)
参考1 関東トップ3病院平均
治療実績:274件(手術有:187件 無:88件)
参考2 47都道府県トップ3病院平均
治療実績:204件(手術有:147件 無:57件)
※DPC対象病院等、一定の基準を満たした病院を掲載(2021年4月〜2022年3月退院患者)
※治療実績の多い順にランキングを行っています。

神奈川県では、横浜南共済病院がトップで、北里大学病院、神奈川県立がんセンター、昭和大学藤が丘病院、横須賀共済病院と続きます。

上位3病院の実績は全国平均実績を上回っており、症例数が200を超える病院が10病院あります。

通常、膀胱癌の患者数は500床クラスの病院でも年間50~100例程度ですので、これを超える症例数であることは、他院からの紹介があることを意味しており、紹介が多いということは、他施設の先生方から信頼を頂いているということを示しています。

神奈川県は人口も多く、治療実績が100を超える病院が30以上もありますので、患者側にとっては選択出来る病院が数多くあると言えます。

※神奈川県の4位以下の膀胱がん治療実績については、calooを参照ください。


WEBで簡単に神奈川県のがん診療連携拠点病院を調べることが出来ます。

「神奈川県内には病院は沢山あるので、どの病院に行ったら良いか分からない」と言う方は、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」で、神奈川県のがん診療連携拠点病院を調べてみるのも一つの手です。

がん情報サービス」のホームページを開くと、「相談先・病院を探す」と言うボタンがありますので、それをクリックします。

次に「病名・対応状況で絞り込む」をクリックし、病名から「腎盂尿管がん・膀胱がん」を、地域から「神奈川県」を選択し、最後に「対応状況で絞り込む」から、希望する条件を入れて下さい。

ここでは「対応状況で絞り込む」の中から「手術」と言う条件で検索した結果をご案内します。

「腎盂尿管がん・膀胱がん」「神奈川県」「手術」で検索をした結果、済生会横浜市東部病院や横浜市立みなと赤十字病院など22病院がヒットします。 下記にその22病院を掲載しますので、参照ください。

<神奈川県の膀胱がん病院検索>
「腎盂尿管がん・膀胱がん」「神奈川県」「手術」で検索をした結果
●済生会横浜市東部病院
地域がん診療連携拠点病院
●横浜市立みなと赤十字病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係拠点病院
●横浜市立大学附属市民総合医療センター
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●横浜市立市民病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●横浜市立大学附属病院
地域がん診療連携拠点病院
地域の小児がん診療を行う連携病院
がんゲノム医療拠点病院
●横浜労災病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●神奈川県立がんセンター
都道府県がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療拠点病院
●昭和大学藤が丘病院
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連係病院
●昭和大学横浜市北部病院
地域がん診療連携拠点病院
がんゲノム医療連係病院
●川崎市立川崎病院
地域がん診療連携拠点病院
●新百合ヶ丘総合病院
地域がん診療連携拠点病院
●川崎市立井田病院
地域がん診療連携拠点病院
●関東労災病院
地域がん診療連携拠点病院
●聖マリアンナ医科大学病院
地域がん診療連携拠点病院
地域の小児がん診療を行う連携病院
がんゲノム医療拠点病院
●相模原協同病院
地域がん診療連携拠点病院
●北里大学病院
地域がん診療連携拠点病院
特定のがん種等についての診療を行う連携病院
がんゲノム医療連係病院
●横須賀共済病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●湘南鎌倉総合病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●藤沢市民病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●小田原市立病院
地域がん診療連携拠点病院
●大和市立病院
地域がん診療連携拠点病院
●東海大学医学部付属病院
地域がん診療連携拠点病院
地域の小児がん診療を行う連携病院
がんゲノム医療拠点病院

膀胱の摘除が必要と言われたが、膀胱を摘除したくないと言う方へ

病院選びの基準の一つに、通いやすさが挙げられますが、膀胱がんのより高度な医療や名医と言われる医師による診療を希望して、遠方(神奈川県外)の病院で治療を受ける方もいらっしゃいます。

中でも多いのが、膀胱摘除の必要があると言われたけれども、「どうしても膀胱を摘除したくない」と言ったケースです。こうしたケースでも、膀胱を摘除せずに治療を行える可能性があります。

大阪医科薬科大学で行われている膀胱温存療法は、「抗癌剤動脈内投与+血液透析(極めて高濃度の抗癌剤を膀胱周囲組織に限局的に投与することが可能)+放射線照射を組み合わせた独自の集学的治療法」で、多くの患者さんを膀胱摘出することなく、また、通常の化学療法にみられる骨髄抑制や、消化管障害などの副作用を殆ど認めることなく、癌を完治させる画期的な治療法です。

詳しくは、「大阪医大式膀胱温存療法(OMC-regimen)」をご覧ください。


名医に教えていただいた病院・医者選びのポイント

管理人である私自身も家族が癌と診断された際の病院選びで悩みました。

その時に名医の先生に伺った「地方に住んでいる人の病院選び」「診療数が多い病院だと何が良いのか?」「名医に診てもらいたいと言えば希望は叶うのか?」等の質問に対する回答をまとめました。

がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」


名医にたどり着くためのルートについて

「どうすれば名医と言われる先生に診てもらえるのか?」と思っていらっしゃる方も多いことと思いますので、名医に診てもらうための一般的な方法や断られるケース等についてまとめてみました。

また、名医ご本人に「どういうルートで先生のところに紹介が来ますか?」と言う質問にもお答えいただきました。詳細については、下記のリンクを参照ください。

がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」

<参考リンク>

膀胱がんの名医・優秀な専門医がいる病院


病院のホームページのここを見る!

がんの名医の先生にお話を伺ったところ、自分が癌の治療をする病院を選ぶとすれば、次の3つの要素①症例数が多いこと ②経験豊富な医師がいる病院 ③治療の選択肢が多いこと(最新の医療、臓器温存療法、副作用の少ない治療など)を重視すると仰っていました。

下記に神奈川県の治療実績数の上位病院の治療方針(抜粋)、専門医の属性を掲載しておきますので、皆様も上記の3つの視点で病院のホームページをご覧になってみては如何でしょうか。

<病院のホームページより>

●横浜南共済病院
横浜南共済病院の膀胱がん診療の特徴(抜粋)
安全で確実な治療を提供できるように、7人の泌尿器科専門医によるチーム医療で日々診療に取り組んでいます。
“尿路感染症から前立腺癌の終末期まで”を合言葉に、患者さんと疾患を選ばない幅広い対応と迅速かつ適切な治療の提供を目標に診療に当たっています。患者さんの病状、全身状態、生活環境、ご希望を考慮して最適な治療を提案し、治療方針を決定するように心掛けています。
当科の診療の中心は、泌尿器科悪性腫瘍(尿路性器癌)の治療です。悪性腫瘍の手術を数多く経験しており、手術成績の向上(予後の改善、合併症の軽減、QOLの維持)を目指して努力しています。2019年5月からダヴィンチによるロボット支援前立腺全摘手術を開始し、2022年現在では、ロボット支援下で前立腺全摘術、膀胱全摘術、腎部分切除術、仙骨子宮固定術を施行しています。
2021年のロボット支援手術は総数で約120件でした。
地域の皆様に信頼される良質な治療を提供できるように、日々精進しています。どうぞよろしくお願いします。


※詳しくは横浜南共済病院の公式サイトでご確認ください。

主な専門医
池田伊知郎(副院長 兼 地域支援センター長 兼 医療社会福祉相談室室長 兼 地域連携室室長)

医師資格
日本泌尿器科学会専門医・指導医・代議員
日本癌治療学会臨床試験登録医
日本がん治療認定医機構暫定指導医およびがん治療認定医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
泌尿器科ロボット支援手術プロクター
身体障害者福祉法第15条指定医(ぼうこう又は直腸機能障害)


所属学会
日本泌尿器科学会
日本癌治療学会
日本癌学会
腎癌研究会
日本女性骨盤底学会
日本内視鏡外科学会
日本サイコオンコロジー学会
日本泌尿器内視鏡・ロボティックス学会
日本泌尿器腫瘍学会

信頼性の高いサイトから情報を収集することが大切

ネット上には癌に関する情報が無数にあり、その中にはがん患者にとって有益とは言えないものも多数含まれています。
言わずもがなですが、信頼できる情報源から情報を得ることがとても大切です。

各地方公共団体では、がんに関する情報を積極的に発信しており、神奈川県でも県のホームページに「神奈川県のがん対策」と言うページを設けています。

がんに罹った場合の支援制度やがんの相談窓口等に関する情報が掲載されていますので、必要に応じて活用されると良いと思います。

また、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」もありますので、そちらも併せて参照されてみては如何でしょうか。

神奈川県のがん対策(神奈川県公式ホームページ)

がん情報サービス(国立がん研究センターが運営する公式サイト)

(了)

これ以上の治療は厳しいと言う方へ

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※実際のご使用にあたっては、医師にご相談されることをお薦めします。

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