東京都の膀胱がんの病院選びと名医・専門医情報

このページは、がん患者を家族に持つ管理人が、がんの名医から教えていただいた事柄を中心に、名医の視点・患者の視点の双方を踏まえて作成しています。

「がんと診断されたけど、どの病院を選んだら良いのか分からない…」「名医に診てもらうにはどうしたら良いのか?」等のお悩みをお持ちの方の、いささかなりともお役に立つことが出来れば幸いです。

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東京都の膀胱がん治療実績ランキングから何を見る?

東京都の膀胱がん治療実績上位病院は下記のとおりです。

<東京都の膀胱がん治療実績トップ3病院>

順位・病院名
治療実績(うち手術有・無)
第1位 がん研究会有明病院
治療実績:506件(手術有:297件 無:209件)
第2位 東京大学医学部附属病院
治療実績:344件(手術有:199件 無:145件)
第3位 東京医科歯科大学病院
治療実績:299件(手術有:177件 無:122件)
参考1 関東トップ3病院平均
治療実績:274件(手術有:187件 無:88件)
参考2 47都道府県トップ3病院平均
治療実績:204件(手術有:147件 無:57件)
※DPC対象病院等、一定の基準を満たした病院を掲載(2021年4月〜2022年3月退院患者)
※治療実績の多い順にランキングを行っています。

東京都では、がん研究会有明病院が506件と圧倒的なトップですが、上位3病院の実績を見ても、エリア平均、全国平均実績のいずれも大きく上回っています。

通常、膀胱癌の患者数は500床クラスの病院でも年間50~100例程度ですので、これを超える症例数であることは、他院からの紹介があることを意味しており、紹介が多いということは、他施設の先生方から信頼を頂いているということを示しています。

東京都は人口も多く、治療実績が100を超える病院が40以上もありますので、患者側にとっては選択出来る病院が数多くあると言えます。

※東京都の4位以下の膀胱がん治療実績については、calooを参照ください。


WEBで簡単に東京都のがん診療連携拠点病院を調べることが出来ます。

「東京都内には病院は沢山あるので、どの病院に行ったら良いか分からない」と言う方は、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」で、東京都のがん診療連携拠点病院を調べてみるのも一つの手です。

がん情報サービス」のホームページを開くと、「相談先・病院を探す」と言うボタンがありますので、それをクリックします。

次に「病名・対応状況で絞り込む」をクリックし、病名から「腎盂尿管がん・膀胱がん」を、地域から「東京都」を選択し、最後に「対応状況で絞り込む」から、希望する条件を入れて下さい。

ここでは「対応状況で絞り込む」の中から「手術」と言う条件で検索した結果をご案内します。

「腎盂尿管がん・膀胱がん」「東京都」「手術」で検索をした結果、国立がん研究センター中央病院や聖路加国際病院など30病院がヒットします。 下記にその30病院を掲載しますので、参照ください。

<東京都の膀胱がん病院検索>
「腎盂尿管がん・膀胱がん」「東京都」「手術」で検索をした結果
●国立がん研究センター中央病院
国立がん研究センター 
がんゲノム医療中核拠点病院
●聖路加国際病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療拠点病院
●虎の門病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京慈恵会医科大学附属病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●慶應義塾大学病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療中核拠点病院
●東京医科大学病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●国立国際医療研究センター病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京都立駒込病院
都道府県がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京大学医学部附属病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療中核拠点病院
●日本医科大学付属病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●順天堂大学医学部附属順天堂医院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京医科歯科大学病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京都立墨東病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●がん研有明病院
都道府県がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療中核拠点病院
●NTT東日本関東病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●昭和大学病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京医療センター
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東邦大学医療センター大森病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●日本赤十字社医療センター
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京女子医科大学附属足立医療センター
地域がん診療病院 
がんゲノム医療連係病院
●日本大学医学部附属板橋病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●帝京大学医学部附属病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東京医科大学八王子医療センター
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●東海大学医学部付属八王子病院
地域がん診療連携拠点病院
●災害医療センター
地域がん診療連携拠点病院
●武蔵野赤十字病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●杏林大学医学部付属病院
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●青梅市立総合病院
地域がん診療連携拠点病院
●東京都立多摩総合医療センター
地域がん診療連携拠点病院 
がんゲノム医療連係病院
●公立昭和病院
地域がん診療連携拠点病院

膀胱の摘除が必要と言われたが、膀胱を摘除したくないと言う方へ

病院選びの基準の一つに、通いやすさが挙げられますが、膀胱がんのより高度な医療や名医と言われる医師による診療を希望して、遠方(東京都外)の病院で治療を受ける方もいらっしゃいます。

中でも多いのが、膀胱摘除の必要があると言われたけれども、「どうしても膀胱を摘除したくない」と言ったケースです。こうしたケースでも、膀胱を摘除せずに治療を行える可能性があります。

大阪医科薬科大学で行われている膀胱温存療法は、「抗癌剤動脈内投与+血液透析(極めて高濃度の抗癌剤を膀胱周囲組織に限局的に投与することが可能)+放射線照射を組み合わせた独自の集学的治療法」で、多くの患者さんを膀胱摘出することなく、また、通常の化学療法にみられる骨髄抑制や、消化管障害などの副作用を殆ど認めることなく、癌を完治させる画期的な治療法です。

詳しくは、「大阪医大式膀胱温存療法(OMC-regimen)」をご覧ください。


名医に教えていただいた病院・医者選びのポイント

管理人である私自身も家族が癌と診断された際の病院選びで悩みました。

その時に名医の先生に伺った「地方に住んでいる人の病院選び」「診療数が多い病院だと何が良いのか?」「名医に診てもらいたいと言えば希望は叶うのか?」等の質問に対する回答をまとめました。

がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」


名医にたどり着くためのルートについて

「どうすれば名医と言われる先生に診てもらえるのか?」と思っていらっしゃる方も多いことと思いますので、名医に診てもらうための一般的な方法や断られるケース等についてまとめてみました。

また、名医ご本人に「どういうルートで先生のところに紹介が来ますか?」と言う質問にもお答えいただきました。詳細については、下記のリンクを参照ください。

がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」

<参考リンク>

膀胱がんの名医・優秀な専門医がいる病院


病院のホームページのここを見る!

がんの名医の先生にお話を伺ったところ、自分が癌の治療をする病院を選ぶとすれば、次の3つの要素①症例数が多いこと ②経験豊富な医師がいる病院 ③治療の選択肢が多いこと(最新の医療、臓器温存療法、副作用の少ない治療など)を重視すると仰っていました。

下記に東京都の治療実績数の上位病院の治療方針(抜粋)、専門医の属性を掲載しておきますので、皆様も上記の3つの視点で病院のホームページをご覧になってみては如何でしょうか。

<病院のホームページより>

●がん研有明病院
がん研有明病院の膀胱がん診療の特徴(抜粋)
膀胱がんの治療は、筋層浸潤を有さない比較的早期のがんと、筋層浸潤を有する浸潤がん(浸潤性膀胱がん)に分けて考えられます。
当科では、特に浸潤がんに対する膀胱全摘術を数多く行っております。リンパ節転移を有する進行がんであっても、遠隔転移(肺、肝臓、骨など他の臓器への転移)がない場合には、積極的に根治を目指した治療に取り組んでいます。
浸潤性膀胱がんであっても、膀胱を温存できる可能性のある一部の患者さんに対して、抗がん剤の治療、放射線療法、手術を組み合わせた膀胱温存療法(低用量化学放射線療法併用膀胱部分切除)にも取り組んでおります。それぞれの患者さんの状況に合わせて、治療方針を提案いたします。
※詳しくはがん研有明病院の公式サイトでご確認ください。

主な専門医
米瀬淳二 医師(副院長・泌尿器科部長)
認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
専門医
日本泌尿器科学会専門医
指導医
日本泌尿器科学会指導医
ロボット手術
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター(手術指導医)

山本真也(泌尿器科手術担当部長)
認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
専門医
日本泌尿器科学会専門医
指導医
日本泌尿器科学会指導医
ロボット手術
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター(手術指導医)

信頼性の高いサイトから情報を収集することが大切

ネット上には癌に関する情報が無数にあり、その中にはがん患者にとって有益とは言えないものも多数含まれています。
言わずもがなですが、信頼できる情報源から情報を得ることがとても大切です。

各地方公共団体では、がんに関する情報を積極的に発信しており、東京都でも都のホームページに「東京都のがん対策」と言うページを設けています。

がんに罹った場合の支援制度やがんの相談窓口等に関する情報が掲載されていますので、必要に応じて活用されると良いと思います。

また、国立がん研究センターが運営しているサイト「がん情報サービス」もありますので、そちらも併せて参照されてみては如何でしょうか。

東京都のがん対策(東京都公式ホームページ)

がん情報サービス(国立がん研究センターが運営する公式サイト)

(了)

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※実際のご使用にあたっては、医師にご相談されることをお薦めします。

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